未来年表

国連やOECD等の予測を参考に、未来実感ラボで作成した簡易統合モデルで予測した結果を表にしました。

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国連の予測は、出生率や死亡率の最近の動向だけで予測しています。

それに対して、OECDは将来の5つのシナリオで社会経済パスを想定して、人口と経済やエネルギーの需給などを総合的に予想しています。世界の政治的社会的可能性もそれぞれのシナリオに含まれています。このOECDの予測では、国連の人口予測よりも絞り込まれた予測となっています。

IPCCでは、温暖化の予測をGHGの濃度と合わせて将来予測をしています。しかし、人口や経済、温暖化による食料生産などは予測値として出ていません。

そこで、未来実感ラボでは、これらの予測を簡単に統合したモデルを作成して、温暖化による食料生産への影響や食料不足による餓死者数を推計し、餓死による将来の人口減少、経済の低下、GHGの低下、温暖化の頭打ちなどを検討しました。

その結果、温暖化と食糧生産に関してはきちんとした関係が不明な状況であることを念頭に置いたうえで、やはり温暖化で人口が激減し、温暖化が21世紀中には6℃という高温にはならず、5℃が上限になるかもしれないということが得られました。その場合でも、地域別には食料が75%減という大飢饉に陥る可能性が1~2回は発生する可能性があることが分かりました。

現生人類が歩んできた20万年の歴史の中で、南極の氷からの推定がなされている過去10万年の中では+6℃が温暖化の最高温度であったことが分かっています。このことからも、温暖化を語るうえで6℃が一つの目安になります。

未来実感ラボ 池田誠